キャンプでも快適な睡眠を。正しい寝袋の”選び方”と”使い方”

このところ、気温もぐっと冷え込んできました。これからの時期にキャンプへ行く場合、事前に確認しておかなければいけないのが、夜寝るときの寒さ対策ではないでしょうか。夜の寒さが想定外だった・・万が一にでもそんなことになったらとても大変ですよね。そこで今回は、キャンプの夜を快適に過ごす為の、寝袋の”選び方”と”使い方”をご紹介したいと思います。

寝袋の種類は?

寝袋にはどのような種類があるか知っていますか?大きくは”封筒型”と”マミー型”の2種類に分かれます。

その機能にはちょっとした違いがありますので、まずはそれぞれの特徴をご説明しておきます。

封筒型

封筒型の寝袋は、頭から足先まで同じ幅でできていて、封筒のように長方形です。

そのため、中で足を自由に動かせるので圧迫感を感じることが少なく、家の布団に近い感覚で寝ることができます。

マミー型

マミー型の寝袋は、足先に向かって細くなっていく形をしています。

まるでミイラのような形をしているのでマミー型と呼ばれています。

細くなってる為、多少の圧迫感や寝苦しさを感じるかもしれませが、その分保温性がとても高いです。

登山や真冬などはマミー型の方が重宝されています。

寝袋の選び方は?

「快適睡眠温度域」を確認しよう

寝袋を選ぶときにもっとも重要なのは、「使用する気温にあった寝袋を選ぶ」こと。

各アウトドアメーカーの製品詳細を見てみると、下のような表が表記されていることが多いです。

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出典:http://run30s.com

この表は、その製品を使用したときに、快適な睡眠をとることができる気温を記載したものです。

ここでは、便宜的に「快眠グラフ」と呼びます。

この「快眠グラフ」を参照うることで、キャンプのときの気温に適した寝袋をゲットることができるんです。
その見方はというと・・・

「快眠グラフ」の見方
●オレンジの線・・・「快適睡眠温度域」
→オレンジになっている気温でなら、快適に眠ることができます。
●グレーの線・・・「使用可能温度域」
→これは、ギリギリなんとか死なずに一夜を過ごすことができる気温です。ちなみに、寒さでほとんど睡眠は取れません。

つまり、寝袋を選ぶときには、キャンプのときに予想される夜の気温が、オレンジの線で表す「快適睡眠温度域」の中に収まってるものを選ぶ必要があるというわけですね。

間違っても、グレーの線にかかっているものを選んではいけませんよ!

グレーの線は、寒さで寝られない温度、と思ってください!(・・そういう意味では、「グレーの線の表記はあまり意味がないのでは?」とも言われています。)

「快適睡眠温度域」はすこし余裕をもたせよう

「キャンプ先の夜の気温は大体0℃ぐらいらしいから、この表で選ぶとすると、#3ってこと?」

・・・ちょっとまってください。

確かに、0℃はギリギリ、快適睡眠温度領域の範囲に入っていますが、もし万が一、その日の夜の気温が実際には0℃よりも1℃か2℃低かったら?・・その時点で、寒さに震える結果が待ち受けています。

寝袋を選ぶときは、天気予報などで予想される気温よりも低くなることを想定しておきましょう。

ちなみに、この場合だと選ぶべきなのは、「#5#7」です。

寝袋の賢い使い方って?

「でも、#7だと、逆に暑すぎるんじゃない?」

そう考えられなくもないですね。

でも、暑い分には、寝袋の使い方で調整できるのです。

むしろ、「寒くて寝られない・・」という状況だけ回避できていれば、暑い分にはなんとでもなりますよ。

下に寝袋を使用するときの温度調整方法を記載しました。ぜひ参考にしてみてください。

寝袋の温度調整方法
・すごく暑いとき ⇒ 寝袋のチャックを全開にして、広げて敷いた上に寝る。
・ちょっと暑いとき ⇒ 寝袋のチャックを全開にして、布団のように体にかける。
・普通のとき ⇒ 寝袋のチャックを開けた状態で寝袋に体をいれる。
・ちょっと寒いとき ⇒ 寝袋のチャックを全部しめる。
・すごく寒いとき ⇒ 寝袋のチャックを全部しめて、首周りの紐を閉める

このように、寝袋の性能以外のところでもかなり温度調節は可能ですので、試してみていただきたいです。

ちなみに夏場などは、この方法を実践すれば3シーズン用などでも対応できるので、”夏用”の寝袋は持っておく必要はないかもしれません。(薄手なので持ち運びは便利ですが。)

まとめ

以上で紹介した、寝袋の”選び方”と”使い方”を参考にしていただき、これからどんどん寒くなっていく季節にも快適にキャンプを楽しんでいただけると幸いです。

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