キャンプをするときには、ほぼマストアイテムと言っても過言ではないガスバーナー。持っていると、すぐにお湯が欲しいときやサクッと料理をしたいときなどに大活躍です。そんなガスバーナーの燃料となるのが、そう、ガスボンベですね。今回は、知っておくと便利な”新品のガスボンベ→空のガスボンベ”のガスの詰め替え作業をやってみました。
目次
なんで詰め替えをするの?
でもなんで詰め替えをする必要があるの?
そんな疑問を持たれた方もいるはず。そこで、まずは詰め替えをすると便利なケースをご紹介しておきます。
●OD缶は高い
まず、CB缶よりもOD缶のほうが全体的に割高です。
CB缶1個100円〜に対して、OD缶は1個400円〜ぐらいします。
毎回新しいOD缶を購入するのは経済的にちょっと厳しいですね。
●ガスバーナーによって規格が決まっている
さらに、通常ガスバーナーはCB缶とOD缶、いずれか一方に適合する企画で作られています。また、キャンプ用に販売されているガスバーナーはOD缶用のものの方が種類が多いという点があります。
※ガスボンベの種類についての記事はこちら。
●お気に入りのマイOD缶
これはキャンプグッズへのこだわりの話。
ぼくの場合は市販のOD缶に塗装を施して、オリジナルのガス缶を自作しています。これを毎回キャンプで使用する為、詰め替え作業が必要となってくる訳ですね。
・・・といった感じで、使っているガスバーナがOD缶用のものだとしたら、ガスの詰め替え作業を覚えておくと大変便利です。
ガスの詰め替えを実際にやってみるよ
それでは早速、新品のCB缶の中身を空のマイOD缶に移す作業を実践してみたいと思います。
各ガスボンベメーカーは安全上ガスの詰め替え作業を禁止しています。作業を行う際は十分安全に配慮した上、自己責任の元行なってください。
CB缶からOD缶へガスの詰め替え
これがCB缶です。家庭用のガスコンロの燃料に使われるタイプのガスボンベですね。
この中に詰まっているガスを、空っぽのマイOD缶へ移していきたいと思います。
それぞれのガス缶の重さを測っておく
移し替えの作業をする前に、それぞれのガス缶の重さを測っておきましょう。
これは、あとで中身がどのぐらい移ったかを確認する為。
入れすぎると、ガスが液体の状態で出てきてしまって危険なので注意しましよう。
今回は作業を簡略化する為に、OD缶のもともとの重さ(中身が詰まった新品の状態で売っていた時の重さ)である、225gを目指して移し替えを行いたいと思います。
慣れないうちはそれぞれの重さをちゃんと測ることをおすすめします。
CB缶をお湯で温める
ガスの詰まった新品のCB缶をお湯で温めます。こうすることでガス缶内の気圧があがり、空っぽのガス缶へぐんぐん入っていきます。
お湯の温度は45℃~50℃くらいぐらい。
アダプターでつなげる
これが、規格の異なるそれぞれのガス缶をつなげる為のアダプターです。
これを両方に繋げると・・・
こんな感じに・・・
ピッタリはまりました。
右側についている栓を開けるとCB缶からOD缶へ中身のガスが移動していきます。
約5〜10分ほどで移し終わりました。
ガスを移し替えたあとのマイOD缶の重さを測ると200gほどでした。
頑張ればもう少し入りますが、無理をすると危ないのでこれでやめておきます。
使ったものはこちら
●CB缶
ソト(SOTO) パワーガス
ガスの成分に、気温の低い環境でも火力の落ちにくいブタンガスが含まれているハイパワー版です。
●アダプター
ガス詰め替えアダプター
【ガス詰め替えアダプター】カセットボンベ(CB缶)からアウトドア用ボンベ(OD缶)にガスを詰め替えるOD缶からOD缶へガスの詰め替え
冒頭でご説明した通り、ぼくの場合はマイOD缶を使用しているので、”OD缶→OD缶”の移し替え作業を行うこともあります。
特にこの作業が必要ない方もいるかもしれませんが、参考程度にご紹介しておきたいと思います。
細かい手順は”CB缶→OD缶”と一緒なので割愛しますが、使用する道具が異なります。
これが”OD缶→OD缶”の移し替えに使用するアダプターです。
これを装着して・・・
右側のコックを捻るとガスが移動してきます。
移すガスの量はCB缶のときと同じく80%以下が基本です。
OD缶同士でサイズの同じものだと重さを測る手間が省けて少し楽ですね。
マイガス缶を作ってみよう
自分なりにオリジナルの道具を使用すると、いつものキャンプにマイグッズを使用するが楽しみがプラスされるのでおすすめです。
ただし繰り返しになりますが、ガスの詰め替え作業は危険を伴うので安全面には十分配慮し、自己責任のもと行うようにしましょう。
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